「朝ごはんを抜くなんて絶対無理!!」
そう思っていました。はじめてこの方法を知ったとき、私は一瞬で却下したんです。
でも今、5年続いています。しかも、いやいやではなく、むしろ「これのおかげで毎日の食事が楽しくなった」と思えるくらい、自分にフィットした習慣になりました。
この記事では、50代の私が16時間断食を5年続けてわかったこと、体重の変化、続けられたコツを正直にお伝えします。
先に結論だけ言ってしまうと、5年で体重は54.5kgから50kgに。でも一番の収穫は、食べることがもう一度楽しくなったことです。
「続けられる気がしない」と思っている方こそ、読んでみてください。
16時間断食とは?超シンプルに解説
ルールはたったひとつ
16時間断食(別名:オートファジーダイエット)のルールは、本当にシンプルです。
1日のうち連続16時間は食べない。残り8時間は好きに食べていい。
それだけです。カロリー計算も、食材の制限も、サプリも必要ありません。
私の場合は「19時〜翌11時」を食べない時間に設定しています。夕食を19時に終えて、翌朝11時まで水やお茶だけで過ごす。朝食を抜くだけで、自然と16時間が作れます。
「食べてもいい8時間」の考え方
よく聞かれるのですが、「16時間断食って、お昼と夜しか食べられないの?」という誤解。
違います。「食べていい8時間」のなかで何を食べるかは自由です。昼食をしっかり食べて、おやつを食べて、夕食も普通に食べる。私はしっかり間食しています。
最初から「16時間絶対!」と厳しくしなくていい。「まずは2週間だけ試してみる」くらいの気持ちで十分です。
私の16時間断食5年間の正直な記録
きっかけは「何食べても太る……」
50歳を前に始めたのは、「何を食べても太る」という超ありがちな理由です。30代後半から太り始め、40代に入ると加速。外食をするとてきめんに体重が増えました。料理を作りたくない→外食→体重増加で落ち込む。という悪循環。食事制限は嫌。ジムは続かない。でも何かしたい。そこで目に入ったのが16時間断食でした。
参考にしたのは、青木厚先生の『「空腹」こそ最強のクスリ』です。
「お金がかかるわけでもないし、やってみて損することもない。ダメならやめたらいい。」そんな気持ちで、「思考停止で2週間だけ続ける」ことだけを決めました。だって本当に何も損しないじゃないですか。
「朝ごはんは必須」という思い込みは根深い
最初にぶつかったのが、空腹よりも「朝食を抜いたらふらつくんじゃないか」「仕事に支障が出るんじゃないか」という意外なほど強い不安でした。
これって、学校やテレビで「朝ごはんはちゃんと食べなさい」と長年叩き込まれてきた結果だと思うんです。若い頃は平気で抜いていたのに、親になると「子供に食べさせないなんて考えられない!」という思い込みがいつの間にか自分にも刷り込まれていました。
そのため食べてよいとされるクルミとヨーグルトを朝食にしました。
でも、ちょっと待って。私はもう大人。午前中に猛勉強する予定もありません(笑)。「別に少しくらい頭が働かなくてもいいじゃない」と開き直り、1か月で朝食をやめました。
そこで気づいたのが、「朝食のために毎日30分以上も座っていた」という事実。断食を始めたことで、思わぬ時間の節約にもなったのです。
2週間で体重がスッと落ちた
54.5kgあった体重は、始めてから2週間ほどで52kgまで落ちました。
ただ正直なところ、「痩せた」というよりは「むくみが取れた」という感覚に近かったです。私はもともとひどいむくみ体質で、夜間に食べないからなのか、余計な水分が抜けていくという感じがしました。なので「これは脂肪が落ちたわけじゃないな」とは薄々わかっていました(笑)。
5年経った今の正直な感想
50代って、老いのスピードがどんどん上がっていきませんか?ちなみに現在の体重は50kg前後です。すぐに減った2.5kgを除くと5年間で2kg減(笑)。これが現実ですが、私は現時点では満足しています。ちょうどいい努力で得たちょうどいい結果として。
50代が5年続けられた3つのコツ
コツ①「週に数日は14時間でもOK」と決めた
仕事の都合で、週に4日ほどは「夜の食事が19時を過ぎてしまう日」があります。そこで決めたのが「14時間でも気にしない」というルールです。
完璧にやろうとすると、崩れたとき「もういいや」となりがちです。「ゆるくていい、続けることが一番」このマインドセットが、5年続けられた最大の理由だと思っています。
コツ②続けられない自分を許し、あきらめない
「あきらめてないから続けられてるんじゃない?」と思われるかもしれません。しかし続ける最大のコツはあきらめないことだと思います。どうせ続けられないから……。3日坊主だし……。皆さん自分に厳しすぎるんです。続けられない自分を許し、許したうえであきらめず続けることが重要です。
コツ③食べることが楽しくなった──これが最大の収穫
食事をコントロールできるようになった。
断食前は「何を食べても太る……」という感覚で、食べることがストレスでした。食べては後悔し、けどまた食べて落ち込む。その繰り返しでした。
ところが、16時間断食を続けることで、「今日食べすぎても、明日の食事を少し遅くすればいい」という感覚が生まれたんです。食べても後悔しなくなった。食べることがまた楽しくなったんです。食いしん坊の私にとって、これが5年間で一番の収穫です。
うまくいかなかったこと・気をつけたこと
「もっと痩せよう」と欲張ると体を壊した
動画を見ながら筋トレをしたら、坐骨神経痛からの足のしびれが出ました。ウォーキング中にちょっと走ってみたら、膝と足首が痛くなりました(笑)。50代の体は正直です。無理をすれば、すぐに信号を出してきます。
外堀から埋める(笑)
周囲に自分がチャレンジしていることを話してしまうのです。まず家族に話し、徐々に職場の仲間や友人に広げていきました。もうみんなに話しちゃったしというハードルを設けるためです。
よくある質問
Q. コーヒーや水は飲んでいいですか?
はい、水・お茶・ブラックコーヒーはOKです。糖分や乳脂肪が入ると断食が途切れると言われているので、飲み物は無糖のものだけにしています。
Q. 更年期症状には効きましたか?
正直に言うと、断食単体で劇的に改善した実感はありません。ただ「体重が管理できている」という安心感がメンタルに良い影響を与えてくれた気はします。更年期対策はウォーキングと組み合わせてやっています。
Q. 朝に仕事があると続けにくくないですか?
仕事によると思います。私はせわしなく歩き回る立ち仕事なので、あまり空腹を気にすることはありません。仕事のない日も家事やウォーキングで紛れてしまいます。デスクワークや思考力が必要な仕事だとつらいかもしれません。同じように断食している友人からは、ナッツ類を食べていると聞きました。私は水を飲みます。
まとめ
16時間断食を5年続けて、体重は54.5kgから50kgになりました。でも正直、数字よりも「食べることが楽しくなった」ことが一番の変化です。
続けられたのは「完璧にやらなくていい」と割り切ったから。ゆるく続けることを最優先にしてきました。
「太るのが怖くて食べることが楽しくない」という50代の方に、ぜひ一度試してほしいと思っています。失敗しても自分を許し、あきらめないで。それだけです。

