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新品の洗濯機が水漏れ|「使い方のせい」と疑われた10日間

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新しく買った洗濯機が、たった5日で水漏れしたらどうしますか。

こんにちは、50代の紅しょうが子です。先日わが家で、まさにこれが起きました。買って5日目で洗濯機の足元が濡れていて、電話で呼んだ設置業者さんには「風呂水を汲むときに水が入ったんでしょう」と決めつけられました。そこから10日かけて、ようやく初期不良を認めてもらい、交換までたどり着きました。

やってみて分かったのは、思っていたのと違うことばかりでした。

  • 初期不良でも、自動的に交換になるわけではない
  • 交換するかを決めるのは買った店で、原因が不良かを判定するのはメーカー(役割が違います)
  • 疑われたら、自分で再現テストをする

同じように「新品なのに調子が悪い」「でも使い方のせいにされそう」と困っている方に、わたしがどう動いたかをそのまま書いておきます。

新品の洗濯機が、たった5日で水漏れした

紅しょうが子
紅しょうが子

洗濯が終わってから、床が濡れていて……。買って、まだ5日目でした

え、濡れてる!

洗濯機が納品され5日目の朝、床が濡れていました。

洗濯機の下を覗き込むと、かさ上げ台の上にこんもり溜まっていました。透明な水で、前から見て右の足のところだけ。本体の底面をさわってみると、たしかに足のあたりが濡れています。買ってまだ5日目です。

かさ上げ台に水が溜まっている洗濯機の足元の写真

その日のうちに販売店に電話をして、設置業者さんに来てもらいました。販売店との電話では、底面が濡れているということは、初期不良の可能性があるとのことでした。「それなら交換してもらえるかな」とのん気に構えていました。

設置業者さんが到着し、話を進めようとしたところ、なんだか反応が鈍い・・・。この不快感は何だろうと思いながら、とりあえず現場を見てもらいました。経緯説明のやり取りをしつつ、作業開始。そして底面のパーツを外した時、

「あ、ほんとだ、濡れてる。」

漏れているからこそ呼んだので、こちらを全然信じてないからあの態度だったのか、と理解できました。なるほど、考えてみれば、簡単に不良を認めてくれるわけないかと思いなおしました。

そして業者さんの見立ては「風呂水を汲むときに、隙間から水が入った」ということでした。内蔵のポンプは使わずに、市販のふろ水ポンプを使い目分量で入れていたので、それが原因ということでした。

「ドバっと漏れるのは見たことあるけど、こんなふうに少しずつ漏れるのは見たことない」
「汲んでいるときや回っているときに、バランスリングの上から本体側に水が飛んだ」

(見たことがないなら原因はわからないのでは?)
(バランスリングの上から飛んだ水が、回っている間にこんもり積り、床をぬらすほどならやはり不良なのでは?)

疑問は尽きませんでした。

※ちなみにバランスリングとは、洗濯槽のふちにあるプラスチック部分のことです。回転を制御する役割があるそうです。

洗濯機の仕様として、バランスリングより上まで水をためることはできません。バランスリングにかかるほどたまると、それ以上の水は排水されるようになっているからです。

「水回りのことだから、見てもらって何でもないことが分かれば安心でしょ?」

うーん、いちいち逆なでしてくる感じでしたが、メーカーへの橋渡しはしてくれることになりました。

メーカーの点検は翌週の火曜日に決まりました。

疑われたので、自分で調べることにした

疑われたままで火曜日を待つのは、どうにも落ち着きません。設置業者の方が言うようにドバっと漏れるわけではないので、日々の洗濯をしつつ自分で試してみることにしました。

やったことはひとつです。風呂水を使うのをやめて、水道水だけで洗う。もし業者さんの言うとおり風呂水を汲むときに水が入っているなら、風呂水をやめれば漏れないはずです。原因になりそうなものを、ひとつ消してみたわけです。

結果は、水道水だけで洗っても2回とも床が濡れました。漏れ対策で敷いていたタオルが、少しだけ湿っていました。これで「風呂水を汲むときに入った」という説は消えたように思えました。

洗濯機の足元で水漏れを受け止めたタオルの写真

漏れる量そのものは、ごくわずかです。少しずつ溜まって、5日分でようやく「こんもり」になって気づいた、というのが自分なりの見立てでした。

前の機械では、バランスリングの中ほどまで水をためても漏れることはありませんでした。多すぎる水は規定水位まで排水されるようになっていました。今回の洗濯機はあらかじめ水を張っておくと、バランスリングより5センチくらい下まで一度排水されます。そのあと規定水位まで水道水が足されます。

原因の特定はメーカーの仕事です。でも、自分でもためしてみる。結果だけを聞いて、あとから試してみればよかったと後悔しないために、可能であれば、できるだけのことをしてみたらいいと思います。

▶ この洗濯機をどんな経緯で買い替えたかは、乾太くんを外さないと、下の洗濯機が交換できない!?|50代主婦の正直レポートに書いています。

メーカー点検の前に、やっておいたこと

点検の前に、もうひとつ準備をしました。販売店への電話です。

点検の前日に販売店に連絡して、「初期不良と分かったら、交換してもらえる」ことを確認しました。この一言を、点検の前に取り付けておいたわけです。

交換するかどうかを決めるのは、販売店。原因が初期不良かどうかを判定するのは、メーカー。点検の結果は、メーカーから販売店へ直接伝わる、という流れでした。

わたしは当たり前のように「初期不良なら交換でしょう」と思い込んでいましたが、そうではないようです。メーカーが不良と判断したあと、修理なのか交換なのかを事前にはっきりと確認できたのは一つの安心材料になりました。

点検当日の朝は、正直こわかったです。というのも、その日は漏れていなかったからです。漏れたり漏れなかったりするものを、来た人が見て「今日は漏れてませんね、正常です」と言われたら、漏れるかもしれない洗濯機を使い続けることになってしまう。そんな不安を抱えたまま、当日を迎えました。

「漏れるはずがない」と言われた、点検当日

メーカーの担当の方が来てくれました。ひととおり見たあとの、最初の結論はこうでした。

「洗濯中に、上から水が飛んだんでしょう。この機種は前面に給水関係の部品がないので、前の右足のところから漏れる部品がない。だから修理する箇所もなく、そのままお使いいただけます」。

繰り返し言われたのは、水を含みやすい・はじきやすい衣類を洗うと、水が跳ねたり回転が傾いたりして、洗濯槽の上のほうから水が漏れることがある、今回はそれです、ということでした。

もちろんその様な衣類を洗ってはいません。そして、聞いていて引っかかりました。「漏れる部品がないから漏れるはずがない」と言いながら、「普通に洗っていても上から漏れることはある」とも言っている。それって、普通に使って漏れているということでは、と。

紅しょうが子
紅しょうが子

漏れるはずがない、そのまま使ってください、って言われたときは、最悪の結果だなあと思いました。

ここで、いつもは決してこういう場に関わらない夫が突然参戦しました。

「それは構造上の問題ではないですか?」

この一言で、空気が変わりました。夫はひるまず、「だって普通に洗濯していて上から水が漏れるなら、そういうことになりませんか?」と押します。同じ問答が何度か繰り返されました。

担当の方はその点にはとても不服そうでした。「これだけ売れている洗濯機に構造上問題があるわけがないです」と。そこでわたしが、こう言いました。

「構造上・設計上の問題はなくても、普通に使っていて漏れるということは、個体差があるということですか?」

すると、しぶしぶ「……あります」と。

そのうえで、経緯をゆっくり、再度伝えました。買ってまだ1週間であること。5日で漏れて、その日に販売店に電話して設置業者さんにも来てもらったこと。原因といわれた風呂水をやめ、水道水だけで洗っても2回漏れたこと。洗濯物の量は、洗濯機が自動で量った目安よりむしろ少なめにしていて、無茶な使い方はしていないこと。担当の方はこれら伝えたことを、自身でもつぶやきながら繰り返した後、最終的に「初期不良でいいと思います」と宣言しました。

はっきりとジャバジャバ漏れるわけではないので、その決定をするのはとても難しかったはずです。その担当の方には感謝しています。

あとで振り返って、勉強になったことがあります。

夫の「構造上の問題では?」は、正面からの一撃でした。相手を身構えさせる役です。わたしの「個体差ということですか?」は、相手のメンツを潰さずに、認めやすい形にして差し出す役でした。どちらか片方だけでは、たぶん動かなかったと思います。

じつは夫は、周りの人に事のいきさつを話して「とにかくゴネろ」「女だと舐められるから」などと助言を受けて来ていたそうです。悲しいですが、全くそのとおりだと思いました。その様な経験は、女性なら幾度もしてきたのではないでしょうか。

けれど、「男の人を連れて行けばいい」という話でもなくて、同じ事実を並べても、誰が言うか、何人で言うか、交渉の際はある程度シナリオを決めておくと良いのではないかということに気づきました。二人で行くなら、一人が押して、一人が引くとかね。

わたしは自分のことを交渉ごとが弱いと思っています。それなら一人ですべてを仕切るのではなく、誰かを頼るべき、要は視点をかえてみるべきなのだとハッとしたのは収穫でした。

交換は、決まってから1日だった

点検の翌日、販売店からの連絡が来るはずでした。ところが、連絡が来ません。

次の日、しびれを切らして自分から電話をかけたら、なんとメーカーから販売店への連絡待ちの状態で止まっていました。確認してかけ直します、ということで、また待ちました。

そして、初期不良の確認が取れた途端です。嘘のように歯切れがよくなり、「翌朝9時には新しい洗濯機を配送できます」と。えっ、そんなにあっさり、と拍子抜けしました。

そして本当に翌日納品されました。この10日間長かった・・。

このひと騒動を、まとめておきます。

  • 交換を決めるのは販売店、原因を判定するのはメーカー。役割が違うことを知っておく
  • 点検の前に、販売店から「初期不良なら交換」の言質を取っておく
  • 疑われたら、可能であれば自分で再現テストを組む(今回ならば風呂水をやめる、など、原因になりそうなものをひとつ消す)
  • ひとりで悩まない
  • 万一修理になってもむげに断らない。受けたうえで、並行して交換を求める

そして、じつはこの話には続きがあります。無事に交換してもらったあとで、思いがけない発見をすることになりました。それはまた、別の記事に書きます。

まとめ

新品が5日で壊れて、そのうえ疑われる。新品なのに、ただただがっかりでした。

でも、黙って待たずに、できるだけのことはしました。そして事実を繰り返し訴えた。振り返ると、この地道な積み重ねが良かったのかもしれません。明確に壊れていたのかどうかはもうわかりませんが、安心して今洗濯ができて幸せです。もしこれを読んでくださっている方に同じことが起ているなら、「新品なんだから交換して」と気持ちだけをぶつけるより、事実をひとつずつそろえるほうが、たぶん近道です。

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