こんにちは、紅しょうが子です。
先日、イオンモールの休憩ソファに座っていたら、「すみません、警察のものですが」と声をかけられました。詐欺が増えているという話とともにアプリを勧められ、わたしは言われるがままQRコードを読んでダウンロード。設定まで進めてしまいました。
でも、言われるまま入れ終えたころには、にわかに不安になってきました。あのアプリ、本当に大丈夫だったのかな。そもそも、あの人は本物の警察官だったのかな。
この記事では、実際に入れたアプリが本物だったのか、警察をかたる詐欺とはどう違うのか、そして「言われるまま入れてしまうわたし」がこれからどう確かめればいいのかを、正直に書いていきます。同じように、うっかり入れてしまって不安になっている方の参考になればうれしいです。
イオンモールで「すみません、警察のものですが」と声をかけられた
その日は、イオンとノジマで洗濯機を一通り見たあとでした。休憩用のソファに座って、冷蔵庫交友についてAIと相談し、スマホゲームをし30分くらいは座っていたでしょうか。
並んでいるソファの一番はじに座っていたわたしに、「すみません、警察のものですが」と声がかかりました。びっくりして顔を上げると、詐欺が横行していることを軽く説明され、チラシと一緒にアプリを勧められました。


わたしは言われるがまま、QRコードを読んで「詐欺バスター」をダウンロード。着信のときに相手先を検索してくれるものがいい、と伝えたら、それなら「詐欺対策 by NTT」がいいと言われ、そちらも入れました。
設定画面を進んでいって、よくある「機能向上のためのフィードバックを送りますか」というところで、ちょっと「ん?」と思いました。いつものわたしなら、こういうのは必ず同意しないからです。でも警察の方が「同意するで」と言うので、そのまま同意して進みました。

いつもは同意しないのに、警察の人に言われたら「はい」って押しちゃった。われながら素直すぎる…
そのあたりで、ふと気づきました。「あれ? このひと、まだ身分証を出してない」と。とっさに「それ以上の設定は後でするから」と言って会話を切り上げました。最後にちゃんと身分証は見せてくれて、今度は隣のソファの人にアタックしていました。
その隣の人は、話は丁寧に聞いていたけれどダウンロードはせず。さらに隣の人は「うるさい」と迷惑そうに追い払っていました。その様子を見ていたら、なんだかわたしだけが素直すぎたようで、急に不安になってきました。
不安になって即検索。入れたアプリは警察庁推奨の本物だった

えっ、その場で言われるまま入れちゃったの!? わたしでも入れちゃうかも…大丈夫だった?

それがね、不安になってその場ですぐ調べたの。結論から言うと、2つとも本物だったんだけど——
ソファに座ったまま、すぐにアプリの名前を検索しました。結論から言うと、入れた2つは、どちらも本物のアプリでした。
「詐欺バスター Lite」は、ウイルスバスターで有名なトレンドマイクロが出しているアプリ。「詐欺対策 by NTTタウンページ」は、その名のとおりNTTタウンページのアプリです。どちらも公式サイトによれば、2025年12月に警察庁がはじめた「特殊詐欺対策アプリの推奨制度」で認定された、警察庁推奨の無料アプリでした。会員登録もいらず、変な請求が来る類のものではありません。
しかも警察庁は、こうしたアプリは「必ず公式サイトか公式チラシのQRコードから入れてください」と呼びかけているそうです。わたしが読んだのは、まさにイオンでの対面と公式チラシのQRコード。型としては、正規のやり方でした。
ほっとしました。あの人はたぶん、本物の啓発活動をしていた警察の方だったのでしょう。入れてしまったこと自体は、まちがいではなかったのです。
でも「警察をかたってアプリを入れさせる詐欺」は本当にある

じゃあ、本物の警察と、警察のふりした詐欺って、どこで見分けるの?

入口が全然ちがうの。わたしは対面と公式チラシのQR。詐欺は電話やビデオ通話から入ってくるって。
ただ、ここで安心して終わりにはできませんでした。調べていくと、警察官をかたってアプリを入れさせる詐欺は、実際にあるとわかったからです。
多くは、電話やSNSのビデオ通話から始まるそうです。「あなたの口座が犯罪に使われている」「携帯が不正に契約された」と不安をあおり、偽の警察手帳や逮捕状の画像を見せてくる。そして遠隔操作アプリを入れさせ、通話記録や位置情報、会話まで抜き取られてしまうケースが報告されています(警察庁・各県警の注意喚起より)。
被害額は過去最悪を記録していて、しかも20代・30代の被害も多いとのこと。「自分は若いから」「自分はしっかりしているから」では、まったく油断できないのですね。
わたしのケースは、対面で、公式チラシのQRからでした。詐欺の型は、電話やビデオ通話から入って、遠隔操作アプリを入れさせるもの。入口も、入れさせるアプリの種類も、まるで違います。ここを知っているかどうかが、いざというときの分かれ目になりそうです。
結局わたしは両方アンインストール。電話帳ナビで充分だった
本物だとわかって安心した一方で、わたしは結局、2つとも、その場でアンインストールしました。
理由は単純で、わたしはもう2年ほど前から「電話帳ナビ」というアプリを使っているからです。かかってきた瞬間に、相手が誰なのかを検索して画面に表示してくれる。これがあれば、知らない番号でも一目で見当がつくので、わたしにはこれで充分でした。

「詐欺対策 by NTT」のほうは、着信の相手を見るのにアプリを開かないといけないらしい、という口コミを見ました(これはわたしが実際に使ったわけではなく、口コミで見ただけです)。それなら、今のままでいいかなと。
大事なのは、勧められたから全部入れる、ではなく、自分に必要なものだけを選ぶことだと思います。アプリはたくさん入れるほど安心、というものでもありませんから。
言われるまま入れてしまう人へ。次から確かめたい3つのこと
今回いちばん怖かったのは、アプリそのものより、「言われるがまま、簡単にダウンロードしてしまうわたし自身」でした。もしあれが詐欺だったら、わたしはまんまと引っかかっていたはずです。かなり危ない、と自覚しました。
同じように「つい素直に従ってしまう」方のために、次から確かめたいことを3つ、書いておきます。
1. アプリは公式サイトか公式チラシのQRから入れる。その場で見せられたリンクや、電話・メールで送られてきたURLからは入れない。これは警察庁自身が呼びかけていることです。
2. 相手が本物か、先に確かめていい。「身分証を見せてください」「所属とお名前を教えてください」とこちらから聞くのは、失礼でも何でもありません。本物なら、ちゃんと答えてくれます。
3. その場ですぐ従わず、一度立ち止まって確かめる。急かされても、いったん止まる。わたしが救われたのは、本物の警察官だったから。スマホを操作させられるという状況には、過敏なほど警戒したほうがいいと思いました。
まとめ

本物でよかったけど、いちばん怖かったのは「言いなりの自分」でした。
結果としては本物のアプリで、ほっとしました。でも今回いちばん身にしみたのは、「言いなりになってしまう自分」こそ、いちばん危ないということでした。
詐欺師が狙っているのは、まさにこの「素直に従ってしまう反射」です。同じ反射で、電話一本で口座のお金を溶かされてしまう人もいます。あわてず、一度立ち止まって確かめる。それだけで、防げることはきっとたくさんあります。
わたしと同じように、うっかり入れて不安になっている方。まずは落ち着いて、アプリの名前を検索してみてくださいね。


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