前回、「水を飲んだらむくみが激変した」という話を書きました。その中で、飲む水をあれこれ試した結果、最後に落ち着いたのがスーパーの「おいしい水」=逆浸透膜水(RO水)だったこともお伝えしました。
こんにちは、紅しょうが子です。
実はわたし、そのRO水をかれこれ15年、スーパーで汲んでは家まで運び続けています。専用ボトルを持って、車で、ときにはカートを引いて。この記事では、
- なぜスーパーの水を15年も運ぶことになったのか
- 週に何本運んでいたか、一番きつかった時期のこと
- 15年使ってわかった正直なデメリット
- 思いもよらず「PFAS対策」になっていた話
このあたりを正直にお伝えします。先に結論を言うと、わたしにとって価値はありました。水を飲む習慣がついたこと、そして最近になって「あれは体にも良かったのかも」と思えたこと。ただし──水運びは、本当に大変です(笑)。そこも隠さず書きます。
前回のむくみの話はこちらです。→ むくみが激変!水を1日2リットル飲んでわかった50代主婦の体験談

15年、よく運んだなあと自分でも思います。大変なのに、なんだかんだ今も続いています(笑)
そもそもなぜRO水だったのか──千葉の水道水への不信と「子どもにきれいな水を」
わたしがスーパーの水を運び始めたきっかけは、大きく2つあります。ひとつは水道水への不信、もうひとつは子どもでした。
15分煮沸しても消えない毒素がある、と昔聞いた
もともとわたしは、水道水にちょっと懐疑的でした。
昔どこかで、「千葉の水は15分煮沸しても消えない毒素がある」と聞いたことがありました。毒素って何なんだ、という話ですが(笑)、当時はなんとなくそれが頭に残っていました。今となっては、たとえそうだとしても普通に飲めるよね、とは思います。でも当時のわたしには、その「なんとなくの不安」が地味に効いていました。
水を大量に飲みたい+小さい子にきれいな水を=RO水
そこにもうひとつ、事情が重なりました。前回の記事に書いたとおり、わたしはむくみ対策で水を大量に飲むようになっていました。1日1.5リットル。その水を、できればきれいなものにしたい。
そして当時、うちには小さい子どもがいました。育ち盛りの子にこそ、きれいな水を飲ませたい。この気持ちが決め手でした。
水道水は常温だとカルキ臭が気になる、ミネラルウォーターは硬水の味が口に合わない。あれこれ試して、最後に「これだ」となったのが、スーパーの店頭で無料でもらえるあの水でした。
スーパーの「無料の水」の正体は逆浸透膜水(RO水)だった
「タダなら試してみよう」で始めたスーパーの水。飲んでみたら、これがおいしい。でも当時のわたしは、それが何の水かよくわかっていませんでした。
おいしいと思って飲んでいたら、看板に「逆浸透膜水」
いくつかのスーパーで水をもらってみると、お店によって味が全然違いました。水道水と変わらない味のお店もあれば、常温でも明らかにおいしいお店もある。
「おいしい」と感じたお店の看板をよく見ると、そこには決まって「逆浸透膜水」「RO水」と書いてありました。そのときは「ふーん、そういうものなのか」くらいの感覚で、正直よくわかっていませんでした。
調べてみたら、家庭の浄水器とは別物だった
あとになって調べてみて、ようやく「結構すごい水だったんだ」と知りました。
RO水というのは、RO膜(逆浸透膜)という、ものすごく目の細かいフィルターでろ過した水のことだそうです。塩素や不純物を99%ほど取り除いて、限りなく純水に近い状態にしている。医療の現場でも使われるレベルの水だと知って驚きました。

正直に言うと、わたしは今でもRO水の仕組みを完全に理解できている自信はありません(笑)。ただ、家庭の蛇口に付ける安い浄水器や、スーパーにあるアルカリイオン水とは、きれいさのレベルが違うものらしい、ということはわかりました。おいしいと思って飲んでいたものが、あとで「実はすごいものだった」と判明する。この順番が、なんだか得した気分でした。
15年でこう変わった──水運びの本数の推移と「一番きつかった時期」
ここからが本題です。15年、といっても、ずっと同じペースで運んでいたわけではありません。家族の状況に合わせて、運ぶ量はずいぶん変わってきました。
週2回4本から、一時は週1回10本まで
専用ボトルは、始めた当時で1本500円ほど。今は600円くらいでしょうか。もちろん、水をもらうスーパーで買います。
運ぶ量の変遷は、だいたいこんな感じでした。
- 当初:週に2回、4本ずつ
- だんだん家族が水を飲むようになり、マックスで週2回、6本ずつ
- 子どもが一人独立して、週2回4本ずつに戻す。でもそれだと足りないときがあり……
- 一時期は、週1回に10本もらっていました
この週1回10本の時期が、一番きつかったといえば、きつかったかな(笑)。10本って、想像してみてください。それを一人で運ぶわけです。

週1回に10本。それを一人で車まで運んでいた時期は、さすがにこたえました(笑)
今はまた週2回にして、手持ちのボトルの量に合わせて4本か5本もらっています。
「砂糖はここ、野菜はここ」でも水はここ!の縛り
15年運んでいて、地味に効いてくるのが「水をもらうスーパーが決まっている」ということです。
わたしは、砂糖はこのスーパーが安い、野菜はあっちが安い、と複数のスーパーを使い分けています。でも水だけは「ここ!」という縛りがある。しかもそれが毎回だから、買い物の行動全部に影響してきます。この15年、いかに快適に水を手に入れるか、ずっと試行錯誤してきました。
子どもが小学生くらいまでは、日曜に家族で一緒に行って、水を汲んでもらっている間にわたしが買い物を済ませる、という時期もありました。それがだんだんみんなの時間が合わなくなって、ここ4〜5年はずっと一人です。今は面倒なときは無理せず、水をもらうスーパーで買い物をぜんぶ済ませてしまうことも増えました。
運ぶ工夫──車、カートの裏技、そしてウォーキング兼ねて
運ぶのは基本ずっと車でした。
ひとつ、車で行く人におすすめの小ワザがあります。スーパーのカート置き場の近くに駐車して、そこに置いてあるカートを使って運ぶと、地味にラクです。入口の近くに停めたくなる気持ちはわかりますが、たくさん買う人・重いものを運ぶ人は、カート置き場の近くのほうが結局ラクだと思います。
それと去年の夏から、新しいやり方も加わりました。ウォーキングを増やしたときに、冬場は早朝5時だと暗くて防犯上歩きたくないので、午前中に歩ける日は買い物カート(引っ張って運ぶ、上に袋が乗る小さいタイプ)を転がしながら、散歩ついでに水汲みと軽い買い物をするようになりました。このときは2〜3本運びます。これはこれで、ちょっときついですけどね(笑)。去年の12月から3月くらいまでやりました。今度の冬はどうしようかな。午前中はブログも書きたいしね。

ウォーキングの装備の話はこちらに書いています。→ 5年続いた50代のウォーキング、今の装備を全部公開します
15年使った正直なデメリットと、ボトルのお手入れ
良かった話ばかりではフェアじゃないので、正直なデメリットも書きます。
運ぶ大変さ、雨の日の憂鬱、スーパーで違う味
一番のデメリットは、もう散々書いたとおり運ぶのが大変なことです。そして雨の日は、憂鬱ですね(笑)。
もうひとつ正直に言うと、同じRO水でもスーパーによって味やメンテナンスの状態に差があるように感じます。店によっては水道水に近い味のところもあったし、時期によってちょっとまずくなるお店もありました。おそらくフィルターの交換のタイミングなどが関係しているのだと思います。
その点で、今わたしが一番気に入っているのはヤオコーの水です。味が一番おいしいと感じますし、後で書くようにボトルのお手入れもしやすい。ここは正直、お店によるとしか言えないので、みなさんもいくつか試して「おいしい」と感じるお店を見つけてみてください。
水が足りない日の備えに、市販の水をローリングストック
水が足りなくなったのに、取りに行けない。そんな日のために、防災を兼ねて2リットルの市販の水をストックしています。何年も持つ防災用の特別なものではなく、普通の市販の水です。
お気に入りは南アルプスの天然水ですが、そこはこだわりなく、飲んだら飲んだぶん、その時スーパーで手に入るものを買い足しています。プライベートブランドの安い水でも構いません。使いながら買い足していくので、いわゆるローリングストックになって、防災の備えとしてもおすすめです。

ボトルは毎回完全乾燥、外せないタイプはハイター
RO水は塩素がほとんど入っていない分、雑菌が繁殖しやすいと言われています。だからボトルの衛生管理は、大事です。
わたしの今使っているヤオコーのボトルは、注ぎ口ごとガバっと外して、中に手を入れて洗えるタイプ。中まで手を入れて洗うのはたまにですが、いつもは注ぎ口を外して、毎回完全に乾燥させてから使っています。口がガバっと外せないタイプのボトルのときは、たまにハイターで漂白していました。

コスト面では、むしろプラスです。ミネラルウォーターを毎日1.5リットル買うことを思えば、ボトル代だけで水そのものは無料。運ぶ体力というコストと見合っているかというと──15年続いているのだから、わたしにとっては見合っているんでしょうね。
続かないタイプなのに、実はこだわり派だった?
ここまで書いてきて、自分でも不思議になってきました。
わたし、あんまり物事が続かないタイプなんです。それなのに、なんで水にだけはここまでこだわっているんだろう。こだわっているつもりは、まったくなかった。人から「こだわり強そう」と見られることがあって、自分では不思議だったくらいで。
でもこうして15年分を書き出してみると……実はわたし、こだわり派なのかしら。それとも、買い物と水汲みがワンセットで習慣になってしまって、その習慣に縛られているだけなのか。どっちなんでしょうね(笑)。自分のことなのに、書きながら初めて気づきました。
RO水の衛生といえば、冷蔵庫の自動製氷をやめた話も同じ流れでした。→ 大型冷蔵庫で自動製氷なしは存在しない!10年やめた50代主婦の正直話
一度やめかけた矢先に「PFAS」を知った日
15年のうちで、一度だけ「もう水道水でいいかな」と気持ちが傾いたことがありました。その矢先の出来事が、今思うと一番の転機でした。
火を通す水は水道水でいいや、と思った1か月
あるとき、ふと思いました。直接飲む水はともかく、火を通すもの(味噌汁や煮物など)は水道水でいいんじゃないかと。加熱してしまえば味なんてわからないし、そのぶん運ぶ量も減らせる。そう考えて、料理に使う水を水道水に切り替えてみました。
その状態が、だいたい1か月ほど続きました。
ワイドショーでPFASを知って、全部戻した
ところが、ちょうどその頃です。職場のテレビ(ミヤネ屋だったかな)で、PFAS(有機フッ素化合物)のことをやっていました。

職場のテレビでPFASの騒ぎを見て、正直びっくりしました。ちょうど料理の水を水道水に戻していた頃だったので、なおさらです
うちは子どもがYouTubeばかり見るので、テレビは朝7時にタイマーでつくNHKニュースしか見ません。本当に、それ以外はまったく見ません。だから当時、NHKではまだPFASの話をあまりやっていなかったのに、職場で見た民放のワイドショーの騒ぎっぷりに、正直びっくりした覚えがあります。
半信半疑ではありました。でも「そういうことがあるなら、だったら戻すか」と、火を通すものも含めて、口に入る水はぜんぶRO水に戻しました。水道水にしていた期間は、ちょうど1か月ほどでした。
RO水はPFASを99%以上除けると、貼り紙で知った
そもそもわたしがRO水とPFASを結びつけたのは、いつも水をもらうヤオコーの水汲み場でした。機械の上に「PFASは取り除けています」という紙が貼ってあったのを見て、「あ、この水はそこまでしてくれているんだ」と初めて知りました。
PFASは水に溶けやすく、体に蓄積しやすい物質で、発がん性などの健康影響が指摘されているそうです。しかも厄介なことに、煮沸してもなくなりません。そういえば昔、「千葉の水は15分煮沸しても消えない毒素がある」なんて話も聞いたなあ、とふと思い出しました。あの噂の正体がPFASだったのかは、わかりませんけどね。

え、スーパーのタダの水が、そんなにすごいの?

わたしも後から知って驚きました。RO膜って、PFASを99.8%以上も除けるそうです
そして肝心の除去について。RO膜(逆浸透膜)は、PFASを99.8%以上除去できるとされています。家庭の蛇口に付ける活性炭タイプの浄水器が約80%と言われるので、RO水はそれを大きく上回るわけです。おいしいと思って15年飲んでいた水が、結果的にPFAS対策にもなっていた。思いもよらない価値でした。
正確なところも書いておきます。調べてみると、千葉県の「水道水」は、令和5年度の検査で県内すべての事業体が国の目標値(1リットルあたり50ナノグラム)を下回っていて、基準はクリアしています(高い数値が出て問題になっているのは、一部の地域の井戸水や地下水です)。だから「千葉の水道水が危ない」という話ではありません。それでも、万が一に備えてきれいな水を飲めていたのなら、結果オーライだったな、と思っています。
ちなみにPFAS(PFOS・PFOA)は2025年6月に正式な「水質基準」に格上げされ、2026年度から水道の検査が義務化されるそうです。今まさに、みんなが気にし始めているところですね。
それでも水運びは大変。運ぶのがしんどい人へ
ここまで「価値はあった」と書いてきましたが、最後にもう一度、正直なことを。
息子は独立後も、自分で運んで飲んでいる
このRO水、わたしだけが「いい」と思っているわけではなさそうです。
RO水で育ったうちの子は、独立して一人暮らしを始めたあとも、自分でせっせと水を運んで飲んでいるそうです。親元を離れて、誰に言われるでもなく、自分の手間とお金をかけて続けている。ということは、息子も息子なりに、この水に価値を見出しているんだと思います。わたしが「おいしいよ」と100回言うより、この事実のほうが、よっぽど説得力がありますよね。

息子が独立したあとも自分で運んで飲んでいるのが、わたしにとっての答え合わせのような気がしています
正直、わたしもウォーターサーバーは喉から手が出るほど欲しい
とはいえ、です。いやしかし、水運びは大変です(笑)。
「運ぶのが大変なら、家でRO水を飲めないの?」と思って、家庭用のRO浄水器を調べたこともあります。結論、当時は値段が高すぎて、わたしにはちょっと無理でした。だってちょっと見ただけで高いんだもん、と詳しく調べる前に諦めていましたが(笑)。
ところが今回この記事を書くにあたって改めて調べてみたら、「運ばない方法」は大きく2つあって、しかも思っていたより手が届く価格になっていました。15年運んできた身として、正直にご紹介します。
運ばない方法①:同じRO水が届く「宅配タイプ」
まず、わたしがスーパーで汲んでいるのと同じRO水(ピュアウォーター)を、ボトルで家まで届けてくれる宅配タイプです。アクアクララ、アルピナウォーター、クリクラなどが有名どころ。海水を真水に変えるほどの強力なフィルターでろ過した水なので、赤ちゃんのミルクにも使えるとされています。まさに「あのおいしいRO水が、運ばず届く」形ですね。
ただし正直な難点も。わたしみたいにたくさん飲む人だと、水代がかさみます。料金の目安は月36〜38リットルで5,000〜6,000円ほど。わたしの家のように大量に消費すると、月1万円をこえてくることもありそうです。「少量でいいから、質のいいRO水を運ばず飲みたい」という家庭に向いていると思います。
運ばない方法②:水道水を注ぐ「浄水型」の定額使い放題
もうひとつが、水道水を注ぐだけで使える浄水型の定額サーバーです。Loccaなどが代表で、月2,380円〜(プランによります)で使い放題。たくさん飲むほどお得になる仕組みです。しかも最近のものは、わたしが気にしていたPFAS(PFOS・PFOA)にもちゃんと対応しています。
正直な難点はひとつ。こちらは厳密にはRO膜ではなく活性炭のろ過なので、「スーパーのRO水と全く同じ」ではありません。とはいえPFASは除去できるので、「運ばず・使い放題で・PFASも防ぎたい」なら、こちらが現実的だと思います。
で、わたしはどうするのか(正直な今のところ)
さんざん紹介しておいてなんですが、わたしは今も、スーパーで汲んでいます(笑)。15年で体に染みついた「買い物と水汲みのセット」が、なんだかんだ続いているので。でも、運ぶのが本当にしんどくなったら――そのときはたぶん、迷わずどちらかに頼ると思います。喉から手が出るほど欲しい気持ちは、ずっとあるので。
まとめ
スーパーのRO水を15年。書き出してみたら、われながら、よく続けたなあと思います。
水を飲む習慣がついたこと、子どもにきれいな水を飲ませられたこと、そして思いがけずPFAS対策にもなっていたこと。わたしにとっては、運ぶ大変さと引き換えにしても、ちゃんと価値がありました。息子が今も運んでいるのが、その答え合わせのような気もしています。
ただ、結局は水です。おいしいと言っても、水は水。そして何度でも言いますが、水運びは大変です(笑)。だから「絶対にやったほうがいい」なんて言うつもりはありません。運ぶのがしんどい人には、無理せずラクな方法を選んでほしい。年齢と体力に合わせて、水との付き合い方は変えていいと、15年やってきたわたしは思います。
「運ぶのはもうしんどい、でもきれいな水は飲みたい」という方は、こちらも参考にどうぞ。
宅配タイプ(同じRO水が届く):
前回のむくみの話を読んでいない方は、こちらもどうぞ。→ むくみが激変!水を1日2リットル飲んでわかった50代主婦の体験談


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