こんにちは、紅しょうが子です。
冷蔵庫って、壊れてから買い替えるものだと思っていませんか。わたしもそう思っていました。
でも実際にわが家の買い替えのきっかけになったのは、故障ではありません。ドアのパッキンが、もう買えなかったことでした。
18年使った冷蔵庫です。結露が出るようになってパッキンを取り寄せようとしたら、部品の供給がとっくに終わっていました。本体はまだ動いているのに、直す部品がない。それで買い替えを決めました。

本体はまだ動いているのに、直す部品がない。まあでも長く使ったから納得です。
この記事では、買うと決めてから実際に届くまでにわたしが考えたこと、迷ったこと、そして疲れたことを正直に書きます。冷蔵庫の選び方だけでなく、本体価格以外にいくらかかったか、搬入までの1週間で何を準備したかまで書きました。これから買い替える方の役に立つと思います。
18年使った冷蔵庫、パッキンはもう買えません。
買い替えの発端は、ドアパッキンの劣化による結露でした。
わが家の冷蔵庫は三菱のMR-E60P-T、601リットル。2008年製なので、18年使ったことになります。

今の冷蔵庫は、かなり早い段階で結露が出ていましたが、そんなものかと放置していました。パッキンが消耗品だと気づいて、取り寄せようとしたときにはもう手に入りませんでした。
すでにあるパッキンはカビだらけで、カチカチ。もう今のパッキン、外したらボロボロになりそうな状態でした。



予備を買い置きしておけばよかった?
ここで気になったのが、そもそも予備のパッキンを買い置きしておけばよかったのでは、ということです。新しく冷蔵庫を買ったら、予備のパッキンを買いおくべきではと思いましたが、経年劣化を考えるといい策ではありません。
本体より先に、部品のほうがなくなる
調べてわかったのは、冷蔵庫の補修部品の保有期間は製造終了から6〜9年が目安ということです。一方で本体の寿命は10〜15年とされています。
つまり本体が動いているうちに、部品のほうが先になくなる。
長く使うつもりの家電ほど、この期間は頭に入れておいたほうがいいと感じています。
わたしが譲れなかった3つの条件
新しい冷蔵庫を探すにあたって、譲れない条件を3つ決めました。
- 600リットル以上
- 冷凍庫がまんなかにあること
- 鍋がそのまま入ること
600リットルか、500リットルか
途中で一度、500リットルに揺れました。家族は子どもの独立で減ることはあっても、増えることはなさそう。だったら500でもいいのかもと考えたからです。
でも最終的には600リットル台にしました。18年間600リットルで暮らしてきて快適だったので、この先また十数年使うとなれば、少しの値段の差はもとが取れると判断しました。
冷凍庫はまんなかがいい
2つめの条件は、冷凍庫がまんなかにあることです。理由はシンプルで、冷凍庫の開け閉めがいちばん多いから。周りの人に聞いたところ、野菜室が上の方がいい派もいたので、これは好みが分かれるところですね。わたしは毎朝冷凍室を開けるところからスタートするので、冷凍庫が開けやすいほうを選びました。
鍋のサイズを測ってから店に行く
3つめが高さ20センチ・幅28センチの両手鍋が入ること。これはわが家でいちばん大きい鍋です。
カレーを作った日も、煮物が残った日も、鍋ごとドンと冷蔵庫に入れたい。18年間そうしてきたので、これができない冷蔵庫は選択肢から外れます。
自分の家の鍋を持って店に行く。これは実際にやってよかったと思っています。恥ずかしがり屋さんで無理~、という方は測って行くといいと思います。カタログの容量だけではわかりにくいです。
自動製氷は、今回も使わない前提
もうひとつ、条件というより前提がありました。自動製氷は使わないということです。
これは前の冷蔵庫のときからで、10年以上、製氷皿で氷を作っています。理由は長くなるので、こちらに書きました。
大型冷蔵庫で自動製氷なしは存在しない!10年やめた50代主婦の正直話
大型冷蔵庫で自動製氷なしという機種は、探しても存在しませんでした。なので今回も、ついている機能を使わないという形になります。
東芝・パナソニック・三菱が消えていった理由
条件を決めて店を回った結果、候補は次のように絞られていきました。
| メーカー | 見送った理由 |
|---|---|
| 東芝 | 棚を外せば鍋は入る。でも冷凍庫がまんなかの機種は最新型だけで、型落ちがなかった |
| パナソニック | 天吊りコンプレッサーのため重心が上にあり、地震のとき心配(個人の感想) |
| 三菱 | 手前の段は外せるものの、一番下の段に高さがなくて鍋が入らなかった |
| 日立 | 一番下の段が半分はずせて鍋が入るが、その半分の仕切りが邪魔 |
どれもすんなりは入らなかった
正直に書くと、どの冷蔵庫も鍋がすんなり入るということはありませんでした。どこかしら棚を外したり、工夫したりする必要があります。
そのなかで日立は、鍋を置くスペースが確保しやすい作りでした。完璧だから選んだのではなく、相対的にいちばんマシだったというのが本当のところです。
家電を選ぶって、たいていこういう決め方になりますよね。
ただひとつ、気になったことがある
日立に決めたとき、ひとつだけ引っかかっていたことがあります。
冷蔵室の最下段に、縦に仕切りがついていること。
一人目の店員さんは外せないと言うのでいったん候補から外しましたが、後日二人目の店員さんは外せるとのことだったので再び候補に。結果を言うと説明書に外せると書いてありました。詳しくは後編で。
最初から型落ちを狙っていた理由
これは買う前から決めていたことですが、わたしは最初から型落ちを狙っていました。理由が2つあります。
「消費電力がめちゃくちゃ違いますよ」は本当か
ひとつめは、店頭の売り文句に疑問を持ったことです。
「消費電力がめちゃくちゃ違いますよ!」
これ、前の冷蔵庫を買うときにも言われました。そして今回も言われました。18年前も今も同じことを言われるということは、その間ずっと下がり続けていることになります。
そんなに何十年も消費電力が落ち続けているものでしょうか。そう思って、AIに聞いてみました。
返ってきた答えは、2016年頃を境に消費電力は頭打ちというものでした。
念のため調べたら、実際そうだった


AIの答えをそのまま信じるのもどうかと思ったので、自分でも調べてみました。すると、だいたい合っていました。
- 451〜500リットルクラスで比べると、2013年から2023年の10年で28〜35%も省エネが進んでいる
- 一方で2016年以降は、削減の幅がかなり小さくなっている
- さらに2015年にJIS(測定方法)が改正され、2016年から基準そのものが変わっている。同じ冷蔵庫でも新基準で測ると、容積は小さく・消費電力量は大きく出る
つまり2016年が境目なのは、省エネ性能が頭打ちになった時期と、測り方が変わった時期が重なっているからでした。
わが家の冷蔵庫は2008年製で、頭打ちより前の世代です。だから買い替えれば省エネ効果はしっかりある。でも最新型である必要はない。この結論にたどり着きました。
職場の人は、型落ちで10万円安く買っていた
もうひとつの理由は、もっと現実的な話です。
職場の人が今年のはじめ頃に冷蔵庫を買い替えて、型落ちが10万円安かったと言っていました。10万円は大きいです。
3世代を並べて比べた結果
そのうえで、同じHWタイプの3世代を比較しました。
| 型番 | 発売 | 価格の目安 | 違い |
|---|---|---|---|
| R-HWC62Y | 2026年2月 | 約30万円〜 | 最新のアプリ連携 |
| R-HWC62X | 2025年1月 | 約22万円〜 | スマホ連携・霜ブロックあり |
| R-HW62V | 2024年2月 | 約19万円前後 | 霜ブロックなし |
わたしが選んだのは、いちばん古いR-HW62Vです。
霜ブロックは実物も見ましたが、全然要らなかった。そして庫内の基本構造は3世代とも同じでした。
使い勝手が変わらないのに、使わない機能のために10万円払う理由が見つかりません。世代が新しいことと、使いやすいことは別だと思います。
値札を見るのに疲れた話
ここからは、たぶんこの記事でいちばん個人的な話です。
わたしは家電の値段表示がほんとうに嫌いです。
「正直価格」という仕組み
買ったのはイオンで、値札は税込206,800円でした。
イオンは値引き交渉ができないお店だと、昔聞いたことがあります。正直価格というそうです。これは安いという意味ではなくて、この値札からいくら下げますよ、ということができないという意味らしいです。
一方でノジマにも行きましたが、こちらは「型落ちは置いていない」と言われました。聞けばポイントやら何やらで安くなったかもしれません。
でも、それを考えただけで行く気がなくなるのです。

安くなるかもしれない。でも、その「かもしれない」がいちばん疲れるんです(笑)
交渉して安くなるかもしれない、という疲れ
交渉すれば数千円、もしかしたら1万円くらい安くなったのかもしれません。でもそのために、店員さんと押し引きをして、他店の値段を調べて、また戻ってきて。その時間と気持ちの消耗を考えると、わたしには割に合いませんでした。
その日の正直な感想がこれです。
店員さんも仕事なんだけどさ。なかなか帰らせてくれなくて疲れたー。
50代になって、お金より減らしたくないものが出てきた気がします。
型落ちを待つ作戦が、通じなくなってきている
もともとは「型落ちが出るまで半年くらい待とうかな」とも考えていました。9月か10月くらいに買うつもりでした。
でも調べてみたら、待つ意味が薄くなっていました。
- 三菱が2026年1月から指定価格制度を導入(パナソニックと日立は先行して導入済み)。メーカーが価格を決める仕組みなので、型落ちの大幅値引きが起きにくくなる
- 原材料であるナフサのコストも上がっている
- 価格.comの最安が184,800円で、店頭の206,800円と大きく変わらない。すでに底値圏だった
昔は「型落ちを待てば安くなる」が常識でしたが、その前提が崩れてきているらしいです。
それで出した結論が、これでした。
めんどくさー。買っちゃおうかな。
本体価格のほかに、いくらかかったか
冷蔵庫は本体価格だけでは終わりません。ここは事前に知っておいたほうがいいところです。
イオンの冷蔵庫売り場に貼ってあった用紙に、そのまま書いてあった金額がこちらです。
| 項目 | 金額(税込) |
|---|---|
| リサイクル料金 | 4,730円 |
| 収集運搬料金 | 2,200円 |
| 配達設置組立料金 | 6,600円 |
| 合計 | 13,530円 |
本体は206,800円の5%引きで、約196,460円。諸費用と合わせると、総額はおよそ21万円になりました。

本体だけじゃなかった。ぜんぶで21万円です
表示どおりの金額のほうが、気が楽
時期によってはこの費用がサービスになることもあるのかもしれません。でもわたしとしては、表示のままの料金のほうがスッキリします。
これも値札の話と同じですね。安くなるかもしれない金額より、最初から出ている金額で納得したい。
ちなみにノジマには下取り制度があるようでしたが、古くてお話になりませんでした。冷蔵庫は家電リサイクル法の対象なので、正規のルートで処分するしかありません。
補助金は調べる価値あり
職場の人が補助金をもらったと聞いたので、わが家も使えないか調べました。結果は全滅です。
- 千葉県の「ちば省エネ家電購入応援キャンペーン」は2023年で終了していた
- 船橋市の補助金は太陽光やEVが対象で、冷蔵庫は対象外
- 東京ゼロエミッションポイントは、千葉県民は対象外
住んでいる自治体によっては使える制度があるかもしれないので、一度調べてみる価値はあります。わが家はありませんでしたが、調べたこと自体は納得材料になりました。
搬入までの1週間と、当日やったこと
購入を決めてから搬入まで、1週間ありました。搬入前にすべきことがいくつかあります。
冷凍庫で氷の塊を作っておく
まず、冷蔵庫の中身をできるだけ消費しました。特に冷凍です。
そして空いた冷凍庫のスペースで、1.2リットルのタッパーに水を入れて氷の塊を作りました。最終的に4個できました。あわせて、低温になるLOGOSの保冷剤を2つ凍らせておきました。
当日の仕分け
当日は、こう分けました。
- クーラーボックス:保冷剤1つと氷の塊3つを入れて、冷凍庫の中身をすべてここへ
- マイカゴ2つを重ねたもの(スーパーで使うカゴに銀の保冷バッグをつけたもの):残りの保冷剤と氷の塊を入れて、消費しきれなかった作り置きおかずや使いかけの調味料など、冷蔵のものを
- もうひとつのマイカゴ:野菜室のもの。こちらは特に保冷せず
この状態で、だいたい1時間半から2時間入れていたと思います。
この保冷剤、実は搬入のためだけに買ったものではありません。ふだんから1つは常に冷凍庫に入れています。いちばんよく使うのは、味噌汁やシチューを鍋ごと冷蔵庫に入れたいとき。手で触れるくらいまで冷めたら、この保冷剤を鍋の下に敷いておくと、冷めるのが早くなります。
買い物のときも、保冷バッグに入れておけば1〜2時間なら全然解けません。お肉のパックをぴたっとくっつけておくと、ちょっと凍っちゃうくらいです。マイナス16度のタイプは凍るのが遅いし、大きいと冷凍庫でかさばるので、わが家はこの大きさがちょうどいいです。
冷凍はやりすぎなくらい、冷蔵は少し甘かった
結果はどうだったか。
クーラーボックスはキンキンに冷えたままでした。低温になる保冷剤とくっついていた肉は、むしろ凍りかけていたくらいです。
一方でマイカゴに入れた冷蔵品は、結構結露していました。本来ならもう少し冷たさを保てるよう対策すべきだったかもしれません。まあ問題ない範囲でしたが、気になる方はだめかもしれません。

冷凍ばかり気にして、冷蔵がうっかりでした
冷凍の心配ばかりしていて、冷蔵が盲点でした。次があるなら、冷蔵側にも保冷剤をもう少し回します。
玄関から入らず、窓から搬入
当日わかったことがもうひとつ。冷蔵庫が大きくて玄関からは入りませんでした。リビングの窓からの搬入です。
大型冷蔵庫を検討している方は、玄関の幅も一度見ておいたほうが安心です。
そして古い冷蔵庫をどかしたあと、新しいものを入れるまでのあいだに、家族3人でさっと床や壁を掃除しました。18年分の裏側です。ここはもう、このタイミングしかありません。雑巾などの掃除道具を用意しておくことをおすすめします。きれいにしてから設置してもらって満足です。
冷凍庫が冷えるまで4時間かかる
搬入後、さっそく急冷して冷やしていきました。ただ説明書には、冷凍庫が冷えるまで4時間くらいかかると書いてあります。
これは購入するときに考慮したほうがいいところです。何時に搬入してもらうかで、食材の置き場所の計画が変わります。
前述のとおりクーラーボックスはやりすぎなくらい冷えていたので、わが家は問題ありませんでした。冷蔵品のほうは結露してきていたので、冷え切っていない段階でしたが先に入れてしまいました。
まとめ
壊れる前に選べたことの良さ。18年の慣れがベストとは限らなかった、と今は思います。
パッキンが買えないと知ったときはがっかりしましたが、おかげで時間をかけて条件を決められましたし、型落ちを選ぶ判断もできました。

壊れる前に選べて、よかったなと思っています
実際に使ってみてどうだったかは、こちらに書きます。店頭で気になっていたあの縦仕切りが、その後どうなったかも含めて。

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